Note for ​ Jeux II [balls]

 今作で試みようとしたのは、コミュニケーションの場としてのアンサンブルの機能を限界まで拡張しつつも同時にコントロールするということです。

タイトルにある "遊戯 (=Jeux)" を、今作ではひとつの道具(今回の場合はボール)を使ったコミュニケーションの過程およびその結果 として捉え、音楽上のコミュニケーションとして読み替えました。

 これらにはさまざま要素の運動性、連続性、複数の周期、また多くの変容が存在し、アンサンブル内の同期/非同期を含め超情報量過多なテクスチュアを発生させます。

 チューバは今作にはおいてはそれらを発生させるひとつのトリガー、及び遊戯の中心人物 として捉えられています。

これらのテクスチュアからさまざまな要素を能動的に聞き取っていく行為自体も、一種の”遊戯"なのかもしれません。

 今作は関連作 "Jeux Ⅰ [balloons] "とは対の関係になっていること、またアラン・ムーア著 The Killing Joke に影響を受けたことを付記しておきます。

December, 2016​

■ Commissioned by 東京現音計画 - Tokyo Gen'On Project

■ Premier Performance 

  19/12/2016 Suginami Public Hall ,Tokyo (Tokyo, Japan)  info

  Tokyo Gen-on Project

 Instrumentation

 tuba 

 saxophone

    piano

    percussion

 1 player for sampler & electronics [Ableton Live]

 live electronics (for All instrunents )

2019.01.17

Photo;Hiroyuki Matsukage / Tokyo Gen'On Project

写真:松蔭浩之/提供:東京現音計画