Note for ​"Cadence" for violoncello solo
Cadence - etude for unbalance and rhetoric(2020)
カデンツ / アンバランスとレトリックのためのエチュード2020)

“当たり前だ"と思っていたことが、よくよく考えてみると”歪 (いびつ)”であったということがあります。

そこには慣習や思い込みが働いているのかもしれません。

 

調性音楽をかたちづくる要素のひとつに、和音があります。ドミナント(緊張の機能-たとえばハ長調ならソシレの和音) - トニック (弛緩の機能-同じくハ長調ならドミソ) という2つの和音のセットは”カデンツ”とよばれ、さまざまな組み合わせによって音楽を豊かにします。

今作はその機能を用いながら、新たに、現代的な"言い回しの技術"/レトリックで読み替えてみようという試みです。

 

観察することによって生まれた"歪さ"は、なんらかの新しい"発見"に繋がるかもしれません。

​坂東 祐大

■ Commissioned by Kei Yamazawa

■ Premier Performance 

  18/02/2020 Tokyo Opera City Recital Hall, Tokyo  

■ Violoncello solo