Note for ​"Aerial dance"
Aerial dance(2015-17) for alto saxophone solo
エアリアルダンス (2015-17) for alto saxophone solo

人が踊りたいと思う欲求はおそらく根源的なもので、どのような音楽であればダンスとして成り立つのか、(あるいは成り立たないのか)という問いは近年の作曲者の創作上の興味のひとつでもある。

 

タイトルのAerial danceとは天井から吊るされた紐に、身体を縦横無尽且つアクロバティックに動かす新しい表現のひとつだ。別名エアリアルティシュー、シルク とも呼ばれ、ダンサーには性的な魅力が多分に要求される。今作はこのAerial danceのもつ無重力感やトランス感、グルーヴ感を音楽、また演奏者から存分に引き出せるよう細心の注意を払い作曲された。

 

作品は"ストローフ、アラベスク、スピンと分裂、トレース"という4つのセクションからなり、常に一貫した素材が見えざる周期の上で超絶技巧を駆使しながら変容を遂げていく。

委嘱者、上野耕平氏と共に多くの時間をかけて作り上げた”危ない魅力"に酔いしれてもらえれば幸いである。

 

​坂東 祐大

■Commissioned by Kohei Ueno

■ Premier Performance 

  19/04/2016 Tokyo Opera City Recital Hall, Japan

■ Kouhei Ueno (Sax)

 

​■ Instrumentation

​Alto saxophone solo